三郎とおやすみ羊(ヒツジ)によるバイクで世界一周の旅の記録。基本的にリアルタイムで毎日更新! 2010年から既に三大陸半を走破!今年はヨーロッパから中東、中央アジアを越えて日本までユーラシア大陸横断予定!
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南北戦争とモルヒネとコカ・コーラ / Civil War, Morphine & Coca Cola
Day 1013〜1015: 2013年6月3日〜5日
Marv Dasht, Iran (Hospital)
94,898km + some kms
術後3〜5日目。
点滴、電話、看護師と医師との会話、そんな日々。
ワシの病室には3ベッドくらいあるけど、患者はワシだけだから個室状態。
が、しかし、ドアは開けっ放しになってるから外からは丸見え。プライバシーは無し。
どうせ寝た切りで動けないから別にどうでもいいことだけど。
取り敢えず顔ぐらいは洗いたいなぁ。濡れタオルで拭くくらいはしたいなぁ、なんて。
痛み止めが点滴に入っているのか、骨折した手首や足首、そしてエグれた膝に痛みは無い。
痛いのは胸部だけ。身体を動かす度に痛む。それもかなりの痛み。
そうそう、術後3日目くらいから、咳が出始めた。胸に溜まった血の残りを出そうとしてるみたい、ワシの身体。
何度も咳込む。
が、しかし、咳に力がないから血痰が絡んでなかなか出ない。
咳の一回一回が胸に響く。まぁ、拷問にあってるみたい…。
これ、くしゃみとか出たら死ぬほどの痛みなんじゃないか?なんて思ったり。幸いくしゃみが出る気配なし。花粉症の季節でなくて良かったよ、本当に。
何度も何度も咳込んで、ようやく血痰を放出。これでしばらくは楽になる。
が、しばらくするとまた咳がやってくる。軽い恐怖症だ。
日中こんなんだから、「これは痛くてよる眠れないな。痛み止めでももらおう」、と看護師を呼んで痛み止めを求めると、「ちょっと待ってろ」と一旦戻って持って来たものは何と⁉
モルヒネの注射!
「当然コレだろ」って顔してるけど、オイオイ、医師の処方無しでソレ出せるのかよ。
「いやいや、ソレはマズイだろ!普通のアスピリンでいいんだけど」、と言うと、「あぁ、そうか」って言う感じで白い錠剤を何粒かくれた。
因みに彼は英語が殆ど話せない。ワシはイラン語(ファルシ)を全く話せない。
あんなに普通にモルヒネ出してくるってことは、普段から使ってるってことだな。
ワシにもワシが知らないだけで投与されているな、これは。
モルヒネは痛み止め効果はテキメンなんだけど中毒性が高いから、日本では末期癌の患者さんの痛み止めとかしか使ってないんじゃないかな。まぁ、医療関係者ではないから詳しいことは知らんけど。
そうそう、皆さんも一回は飲んだことあると思われる「コカ・コーラ」は実はモルヒネ中毒患者の為に開発された飲み物だって。
19世紀半ば米国で南北戦争があり、多くの負傷兵を出した。痛み止めはモルヒネ。
コカ・コーラを発明した薬剤師さんも戦争の負傷でモルヒネを常用して中毒に苦しんでいた。
で、当時はコカインがまだそれほど広まってなくて、中毒性が無いと思われていた。
それで薬剤師さんがモルヒネ中毒患者に開発したのがコカイン成分入り飲料水「コカ・コーラ」だ、ということ。
嘘か誠か…。
まぁ、現在の「コカ・コーラ」はカフェインで代用しているというが。
そんなこんなで数日が経った。
明日は遂に父とシゲさんがやって来る!
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痛み止めが点滴に入っているのか、骨折した手首や足首、そしてエグれた膝に痛みは無い。
痛いのは胸部だけ。身体を動かす度に痛む。それもかなりの痛み。
そうそう、術後3日目くらいから、咳が出始めた。胸に溜まった血の残りを出そうとしてるみたい、ワシの身体。
何度も咳込む。
が、しかし、咳に力がないから血痰が絡んでなかなか出ない。
咳の一回一回が胸に響く。まぁ、拷問にあってるみたい…。
これ、くしゃみとか出たら死ぬほどの痛みなんじゃないか?なんて思ったり。幸いくしゃみが出る気配なし。花粉症の季節でなくて良かったよ、本当に。
何度も何度も咳込んで、ようやく血痰を放出。これでしばらくは楽になる。
が、しばらくするとまた咳がやってくる。軽い恐怖症だ。
日中こんなんだから、「これは痛くてよる眠れないな。痛み止めでももらおう」、と看護師を呼んで痛み止めを求めると、「ちょっと待ってろ」と一旦戻って持って来たものは何と⁉
モルヒネの注射!
「当然コレだろ」って顔してるけど、オイオイ、医師の処方無しでソレ出せるのかよ。
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因みに彼は英語が殆ど話せない。ワシはイラン語(ファルシ)を全く話せない。
あんなに普通にモルヒネ出してくるってことは、普段から使ってるってことだな。
ワシにもワシが知らないだけで投与されているな、これは。
モルヒネは痛み止め効果はテキメンなんだけど中毒性が高いから、日本では末期癌の患者さんの痛み止めとかしか使ってないんじゃないかな。まぁ、医療関係者ではないから詳しいことは知らんけど。
そうそう、皆さんも一回は飲んだことあると思われる「コカ・コーラ」は実はモルヒネ中毒患者の為に開発された飲み物だって。
19世紀半ば米国で南北戦争があり、多くの負傷兵を出した。痛み止めはモルヒネ。
コカ・コーラを発明した薬剤師さんも戦争の負傷でモルヒネを常用して中毒に苦しんでいた。
で、当時はコカインがまだそれほど広まってなくて、中毒性が無いと思われていた。
それで薬剤師さんがモルヒネ中毒患者に開発したのがコカイン成分入り飲料水「コカ・コーラ」だ、ということ。
嘘か誠か…。
まぁ、現在の「コカ・コーラ」はカフェインで代用しているというが。
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