三郎とおやすみ羊(ヒツジ)によるバイクで世界一周の旅の記録。基本的にリアルタイムで毎日更新! 2010年から既に三大陸半を走破!今年はヨーロッパから中東、中央アジアを越えて日本までユーラシア大陸横断予定!
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「生活者視点のスマートシティ」講座 in 神戸
2014年4月19日(土)
週末は隣町の丹波市が「地域再活性化」という点では我が朝来市よりも先輩で一歩も二歩も先に行っていると肌で感じましたね。学ぶべきことが多いですし、隣なのでお互いに良い意味で刺激し合って連帯して周辺地域をも巻き込んで盛り上がっていきたいものです。
で、我が朝来市としてはどういう取り組みをすればいいのでしょうか?
「朝来市地域おこし協力隊」の紅一点ミキティが3月に訪れていたのが米国オレゴン州のポートランド。そこはなんと朝来市とは姉妹都市なんですね。
ポートランドは長年の「町づくり」の賜物で、現在は全米で一番住み易い町、一番住んでみたい町に7-8年連続に輝いているそうです。月間500人もの人口増がある、そんな町なんですね。
ミキティは滞在中に大変ポートランドに感銘を受け、今回神戸にてポートランドの町づくりを牽引してきた方々のプレゼンテーションがある、と我々隊員全員と市の担当課を口説き隊員全員と市の職員の小山さんとで神戸出張、という運びになったのです。
4月15日(火)
さて、神戸出張の当日。6時50分に生野の庁舎に集合。流石に眠い。
播但道を南下して姫路、明石、そして神戸へ1時間半くらい。
久しぶりに都会に来ましたね(って言っても朝来市に来てまだ2週間しか経ってないのですが)。
高い建物を見るとなんか興奮しますね。
9時前に会場である生田神社会館に到着。
この生田神社があるところは神戸の発祥の地「生田の森」なのです。
さて、会場にはスーツ姿の方が多い。我々は...普段着!
プレゼンテーションのテーマは「生活者視点のスマートシティ」。
まぁ、問題ないでしょう。我々は最前列の席を取り、それこそ全てを給してやろう、って気構えでプレゼンテーションを聞き入るのでいた。
「スマートシティ(Smart City)」というのは、交通・電気・水道などがコンピューター制御され、部屋と部屋、家と家、地域と地域が連携して、より楽しい・住みやすい・環境にも優しい町をつくる、という考え方です。
ポートランドからは市役所職員、建築家、建設会社、都市プランナーなどからなる町づくりチームの方々が来、ポートランドの事例を分り易く説明してくれました。
スマートシティをつくるには、先ず町に活気を取り戻さなくてはいけません。
町の活性化の鍵はひとつ、「街に賑わいをつくる」こと。
賑わいのある街・道をつくるには先ず、
・行政と建設会社等が一体となったチームをつくる
・チームを中心に、地域の利害関係者(地域住民)が集まってワークショップを開き、白地図を囲んで理想の都市像を描く。この際地域の住民の声を聞き計画に反映させる
・債権を販売して資金を得て実行する
・住居、商店および職場が混在された街区を作る(複数階の建物の1階は商用店舗を入れる)、
・水道、電気などが建物間で移動、蓄積、再利用できるインフラを作る
こうすることによって以下が可能に。
・昼夜間人口の差がなくなり、24時間地区に賑わいが保たれる(昼夜を問わず人通りのある街・道)
・地区全体として、エネルギーの無駄ない利用が可能になる
・路面電車で都市の格エリアを結び、人の流れを都市の血液の流れと考えて都市設計をする
そして町が活気にあふれ、雇用も増え、安全になり、人口も増加する、って訳です。
やはり地域の住民の意見を取り入れて、それをプロがビジョン化して、行政、企業、住民が一体となって町をつくっていく、っていうのが成功の秘訣なんですね。これは我々が目指すべきところですよね。やはり人と人とのつながり、ってのが大事なんです、何事にも。
それと昼夜を問わず人通りがある賑やかな街・道、というのと、人の流れこそ都市の血液、というのが参考になるのかな、なんて思いましたね。
で、一番心に残ったのは、「どんなに省エネの建物(箱物)を造っても、結局はその中でエネルギー を消費する人の考え・行動が変わらないと資源は無くなってしまう」、ってことですね。
続く
週末は隣町の丹波市が「地域再活性化」という点では我が朝来市よりも先輩で一歩も二歩も先に行っていると肌で感じましたね。学ぶべきことが多いですし、隣なのでお互いに良い意味で刺激し合って連帯して周辺地域をも巻き込んで盛り上がっていきたいものです。
で、我が朝来市としてはどういう取り組みをすればいいのでしょうか?
「朝来市地域おこし協力隊」の紅一点ミキティが3月に訪れていたのが米国オレゴン州のポートランド。そこはなんと朝来市とは姉妹都市なんですね。
ポートランドは長年の「町づくり」の賜物で、現在は全米で一番住み易い町、一番住んでみたい町に7-8年連続に輝いているそうです。月間500人もの人口増がある、そんな町なんですね。
ミキティは滞在中に大変ポートランドに感銘を受け、今回神戸にてポートランドの町づくりを牽引してきた方々のプレゼンテーションがある、と我々隊員全員と市の担当課を口説き隊員全員と市の職員の小山さんとで神戸出張、という運びになったのです。
4月15日(火)
さて、神戸出張の当日。6時50分に生野の庁舎に集合。流石に眠い。
播但道を南下して姫路、明石、そして神戸へ1時間半くらい。
久しぶりに都会に来ましたね(って言っても朝来市に来てまだ2週間しか経ってないのですが)。
高い建物を見るとなんか興奮しますね。
9時前に会場である生田神社会館に到着。
この生田神社があるところは神戸の発祥の地「生田の森」なのです。
さて、会場にはスーツ姿の方が多い。我々は...普段着!
プレゼンテーションのテーマは「生活者視点のスマートシティ」。
まぁ、問題ないでしょう。我々は最前列の席を取り、それこそ全てを給してやろう、って気構えでプレゼンテーションを聞き入るのでいた。
「スマートシティ(Smart City)」というのは、交通・電気・水道などがコンピューター制御され、部屋と部屋、家と家、地域と地域が連携して、より楽しい・住みやすい・環境にも優しい町をつくる、という考え方です。
ポートランドからは市役所職員、建築家、建設会社、都市プランナーなどからなる町づくりチームの方々が来、ポートランドの事例を分り易く説明してくれました。
スマートシティをつくるには、先ず町に活気を取り戻さなくてはいけません。
町の活性化の鍵はひとつ、「街に賑わいをつくる」こと。
賑わいのある街・道をつくるには先ず、
・行政と建設会社等が一体となったチームをつくる
・チームを中心に、地域の利害関係者(地域住民)が集まってワークショップを開き、白地図を囲んで理想の都市像を描く。この際地域の住民の声を聞き計画に反映させる
・債権を販売して資金を得て実行する
・住居、商店および職場が混在された街区を作る(複数階の建物の1階は商用店舗を入れる)、
・水道、電気などが建物間で移動、蓄積、再利用できるインフラを作る
こうすることによって以下が可能に。
・昼夜間人口の差がなくなり、24時間地区に賑わいが保たれる(昼夜を問わず人通りのある街・道)
・地区全体として、エネルギーの無駄ない利用が可能になる
・路面電車で都市の格エリアを結び、人の流れを都市の血液の流れと考えて都市設計をする
そして町が活気にあふれ、雇用も増え、安全になり、人口も増加する、って訳です。
やはり地域の住民の意見を取り入れて、それをプロがビジョン化して、行政、企業、住民が一体となって町をつくっていく、っていうのが成功の秘訣なんですね。これは我々が目指すべきところですよね。やはり人と人とのつながり、ってのが大事なんです、何事にも。
それと昼夜を問わず人通りがある賑やかな街・道、というのと、人の流れこそ都市の血液、というのが参考になるのかな、なんて思いましたね。
で、一番心に残ったのは、「どんなに省エネの建物(箱物)を造っても、結局はその中でエネルギー を消費する人の考え・行動が変わらないと資源は無くなってしまう」、ってことですね。
続く
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